ホリスティックケア、ご存じですか?~犬のトレーニングとココロの関係 |
横浜本牧ドッグラン【エヌワンクラブ ワンコのひみつきち】
@10:00~18:00(ドッグラン 10:30~ ※最終入場17:00)
【5月の定休日とお休みのお知らせ】
7日(木)14日(木)21(木)28日(木)
【6月の定休日とお休みのお知らせ】
4日(木)11日(木)18(木)25日(木)
【イベントのお知らせ】
●パピーパーティー●
【日程】5月10日(日)10:00~12:00
6月7日(日)10:00~11:00
●アジリティ教室●
【日程】5月24日・6月21日(日)
10:00~11:00【上級クラス】
13:00~14:00【初級クラス】
(初めての方・久しぶりの方)
14:30~15:30【中級クラス】
(参加回数5回以上の希望者)
●ようちえん見学DAY●
【日程】幼稚園の各日 11:00~11:30 ※無料
『尚ちゃん先生の【ワンコと脳トレ!】』を行います
5月10日(日)・6月14日(日) 14:00~15:00
『お悩みに一点集中!DAY』を行います
5月23日・6月20日(日)
【テーマ:お散歩】10:00~11:00 5月17日(日)
【テーマ:甘噛み】 10:00~11:00
5月17(日)
【テーマ:トイレ】16:00~17:00
【ワンコとトリック!~クリッカー教室】を行います
5月31日(日)・6月14日(日) 10:00~11:00
【いろは】さんによる無麻酔歯石除去DAY
5月18日(月)・6月6日(土)
イベント詳細はコチラ!
事前にご予約下さいませ
【幼稚園】(火・水・金)の日には、幼稚園生のレッスンが優先となります。
新規のお客様のドッグラン利用をご遠慮いただいております。
ご了承いただけますよう、お願い申しあげます。
※祝日は、【幼稚園】はお休みになりますのでドッグランもご利用頂けます。
ご理解のほど、何卒よろしくお願い致します
こんにちは、尚ちゃん先生です。今日は皆様に、「トレーニングと心の関係」、そして
看板犬【みこと】の「ホリスティックケア」の様子をお伝えしようと思います。
【ひみつきち】の看板犬でもある「みこと」は、今年で6歳。
3~4歳くらいから、皮膚のトラブルが出てきました。具体的にはかゆみ、赤み、脱毛、悪臭など・・
ひどい時にはかきむしりから出血し、脱毛した箇所には毛が生えてきません。
アレルギー検査をしてもひっかからず、アレルギーに有効とされる「脱感作療法」も効かず、
色々な治療をしてきましたが、結局はステロイド剤や薬湯の対処療法を続けてきました。
「ストレスが原因かもしれない」と思ったのは、色々な治療を続ける中で、みことの皮膚が悪化するタイミングが、
彼にとってストレスがかかると考えられる状況だったからです。
私が結婚して家を出たころから始まり、その後妊娠や出産が一番の悪化・・・・
つわりの時期には、みことも一緒になって激やせ赤むけ犬になってました。
「ストレス」は、生きるために少しは必要ですが、多くなると本人の心身を蝕んでいくことは、人も動物も同じ。
ストレスの現れ方はそれぞれ違いますが、みことにとっては「皮膚の痒み」という症状で表れているようです。
私のイギリス留学時代、トレーナーの師匠・フィリッパ先生が【ホメオパシー】や【フラワーレメディ】、【ハーブ】【鍼灸】といった自然療法すなわち【ホリスティック医療】を通常の獣医治療とともに併用していたこともあり、ホリスティック医療についてはもともと興味がありました。(実は【ホリスティックケアカウンセラー】という資格も持っていたり)
今までも、トレーニングやお泊まりの際、必要だと感じた場合にはレスキューレメディなど、フラワーレメディなどをご紹介させていただいていました。
偶然ですが、昨年4月まで【ひみつきち】のスタッフとして働いていた磯野さんの紹介で、フィリッパ先生が通っている【ホリスティック医療】の先生を師とする日本人のホリスティック獣医のSara(濱田)先生と知り合うことになりました。
あまりに複雑な生い立ちと経歴、生活環境を持つみことなので、問診には2時間ほどかかりましたが、
自分で話していても、みことがいかにストレスフルな日々を送ってきたか、自覚したほどです。
みことは幼い頃から、基本的なトレーニングをしてきました。
それは、指示(コマンド)だけではなく、社会化や自制心と抑制、何よりも「いつでも人へ意識を集中する」こと。
彼はチワワという犬種の特性を色濃く持ち、彼本来の性格としては「怖がり」「神経質」「警戒心が強く自己防衛本能が強い」
という特性があります。
よくスタッフとも話していますが、トレーニングをしなかったら、少々やっかいな犬になっていたであろうと思います。
幼いころからのトレーニングと社会化により、「誰にどこを触られても怒らない」「人を受け入れる」を基本に、
「どんな時も人に意識を向け、指示を聞く耳を持つことができる」「人とトレーニングすることを喜びとする」
「犬に対して、過剰に興奮したり怖がらず、適切に接することができる」ということを教えられてきたみこと。
なので、要求吠えや咬みつき、いたずらや極度の興奮などはほぼなく、「自己抑制」がきちんとできる犬に成長しました。
しかし、この「自己抑制」の結果、
「過酷な状況の変化、守るべきものの多さ=ストレス=皮膚疾患という症状」として出てきたような気がしていました。
先生にお話してみて、意外にも「分離不安の傾向」があるということは、びっくりはしましたが納得もしました。
私たちトレーナーの仕事として「分離不安」というのは、「飼い主さんが少しでも離れると吠えたり、鳴き続けたり、過度の興奮やパニック、破壊行動や自傷行為にはしる」という「問題行動」としてとらえるものですから、まさかみことが「分離不安の傾向」に該当するとは思ってもいなかったのです。
彼は幼い頃からのトレーニングで「ガマン(自己抑制)」はできるので、要求吠え等の「問題行動」はありませんが、専門家の方から見ると立派な「分離不安」にあたるのだな、と実感。
【ホリスティック医療】とは何か、と聞かれた時、
私は「心・体・性格・行動を全て包括的に見て、心身ともに健全な状態に維持する方法」と理解しています。
「問題行動」というものは、実は様々な要因が絡み合って、年月を経て、その行動として現れている事が多いです。
治すためにはその行動だけに特化するのではなく、その犬(人でも)の生活環境、歴史、家族構成、生活パターン、性格、親兄弟の様子など全てを知る事ができると、より詳しく問題の原点と解決方法を導く事が出来ます。
特に成犬になってから出てきた問題行動というものは、環境や状況の変化から心のバランスが崩れて出てくるものも多々あります。
そのためにも、「心の状態」は、見逃すことはできません。
心が乱れて、混乱していたり、パニックや不安、舞い上がっているような興奮状態でいれば、まずは穏やかな平常心になってからトレーニングを始めます。
「犬の心の状態」を無視して始める訓練やトレーニングもあるかと思いますが、トレーンニングの成果を出すためにも、「心」が平穏で、ものごとを受け入れやすい、素直でストレス過多でない状態のほうが断然に効果はあると信じ、「ひみつきち」ではその子が「楽しい」と思える状態でトレーニングをしています。
話がそれましたが、Sara先生の見立てで、みことは数種類のお薬<レメディ>をいただきました。
Sara先生は【ホメオパシー】【フラワーレメディ】【ハーブ】【アロマ】を組み合わせて治療に使います。
みことには、心の平常と落ち着きを保つフラワーレメディやホメオパシー、
皮膚の保湿や収斂のためのアロマオイルやハーブウォーターを処方していただきました。
悪化した時にかきむしり、血まみれになった挙句、脱毛箇所には毛が生えてこなくなったのですが、少しずつ赤みも減ってきたように思います。
対処療法と併用を続けますが、少しでもこの【ホリスティック医療】が効果があれば・・・と思います。
そして、同じようにお悩みのワンコと飼い主さんたち。。。。
「お医者さんに掛かる程ではない」ながらも、問題行動や、パニック行動、過剰な不安や興奮といった症状を持つ方々の、
指針になればいいなと思います。
「お留守番が苦手」「カミナリや花火に過度に恐怖する」「来客に異常に吠えたて、おびえる」など・・・・
「問題行動」と呼ばれるもの、飼い主さんも困る事がありますが
過剰な吠えや興奮、怖がりは犬自身も相当なストレスを感じているものです。
トレーニングとともに、「心と身体の健全な状態を保つ」方法というものがある事を、知って頂けたらと思います。
Sara HolisticAnimal Clinicのブログ(みことの記事です)はこちら!
Sara先生(濱田先生)のクリニックのWEBサイトはこちら!
「Saraホリスティックアニマル クリニック」
http://www.sara-vet.com/